サイパン 2度目のピンチ
前回の記事で5月病っぽいって書いたら、実は私もという声が多いです。
サイパン病なのか?気候的なものなのだろうか?
レイジーな南の島スタイルですね。
さて、昨日は久々の大ピンチを経験しました。
その前に一昨日のお話から。
ランチを食べようと友達を誘い眺めの良いレストランへ。
その場の話の流れで、食後お腹が落ち着いたら海へ泳ぎに行こうという事になりました。
どこがいいかな~?
綺麗なとこがいいと。
ではウイングへ。
インリーフでかる~く泳ぎました。
とても気持ち良かったのですが、インリーフのなので水深が浅い。
泳ぎに少し物足りなさを感じた。
GWにテニアンで泳いだせいもあるだろう。テニアンの海はまた格別だからね。
それでもたくさんの魚と綺麗な珊瑚、メチャメチャ明るい水中の景観を満喫。
岩の下には大きめなライオンフィッシュも見る事が出来ました!
そして昨日もランチの後、友人と泳ぎに行こうという事になり、各自準備をして再集合。
僕はインリーフだと思い、フィンは持っていきませんでしたが、友人は持っています。
浅いから邪魔でしょ!?
と言うと、アウトに行くんだからマストでしょ!って。
そうかぁ~、外へ出るんだぁ~。
初めてだから面白そう!!!フィンは友人がもうひとつ持っていたので借りました。
スキューバダイビングのエントリーする場所と同じ場所からエントリー。
面白い。
冒険心がくすぐられます。
エントリー後は右手へ向かい泳ぎます。
棚から落ちる滝が綺麗です。
ガンガン潜れます。
お借りしたフィン。
とても綺麗です。魚も多い。
ひとしきり泳いだ後、友人が大きな鮫を見たという事で追跡。
そのまま彼のあとを付いていく。
なんだかカレントが強くなってきている気がした。
写真には写せなかったけど、1.5メートルくらいのブラックチップシャークが素早く動き回っている姿が見える。
透明度は抜群だが、鮫を見つけるのは難しい。
つい、そちらに集中していて、自らの置かれている状況に気が付くのが遅れました。
とき既に遅し。
カレントが強くなってました。
エントリーした場所へ戻ろうと全力で泳いでも進みません。
しかも結構距離あるし。。。
それでも頑張ってみましたよ。
カレントが緩くなる所まで泳げれば。。。
でもやっぱり大自然の力には全く叶わない。。。
ヤバい!焦りと不安に駆られる。
そうなるともうネガティブな妄想が頭の中を支配してくる訳です。
身体も反応して、急に寒くなったり、泳ぎにくくなったり。
実際かなり疲れていたと思うし。
デジカメの時計を見ると、50分くらいは泳いでる。
もう戻れない。精神的にも体力的にもしんどい。
完全におバカちゃんですよ。やっちゃったぁー。
さぁ~て、どうしよう???
友人と海上作戦会議。
途中、大きなうねりの影響なのか、大きな波が。
海水を美味しくいただいちゃいました。何年振りだろう。
作戦会議の結果、インリーフ付近で釣りをしている男二人にHELPを出してみました。
聞こえてません、見えてません。
まぁ~、これは想定内。
なので10分ほどで諦め、第2弾へ。
カレントに流されながらもリーフエッジ沿いに進み、インリーフへ入れそうな場所を見つけよう作戦。
これはリスク高いけど、死ぬよりましだろ?的な緊急回避策。
そうして何箇所かの候補地の中から波の状況、水中の地形などから1箇所へ絞り込み、いざ作戦決行。
でもこの作戦、実はけっこう怖い。
波に乗ってリーフエッジまで行くんだけど、タイミングを見誤ると大変な事になる。
岩や珊瑚で体中が傷だらけになるのは覚悟出来てる。
でも頭を打ち付けたり、波に持っていかれて再び外洋へ流されたりしたら。。。
緊張しちゃいます。
結果見事に生還。
手足に擦り傷いっぱいだけど、フィン片方とマスク&スノーケルは流されてロストしましたが、生還です。
友人も手足の擦り傷のみ。
いやぁ~、サイパン生活で5年振り2度目の大ピンチでした。
後半は写真どころではなかったので、画像なし。
身体に刻んだ勲章(擦り傷)はお見せ出来るほど綺麗ではないので写真なし。
とてもいいお勉強となりました。
でも判断を誤ると恐ろしい結果になっていたかも。。。
今はこうしてブログの記事を書いているけど、新聞の記事になっていたかもです。
ウイングビーチを後にして、ガラパンのカフェへ。
Coffeeを飲んで、生還を、生きてる喜びを噛み締める。大袈裟かな。
昨夜は落ちるように寝てしまいました。