Marianas Way

Photographer`s Island life

デジタル一眼レフカメラ

今日、撮影終了後、事務所に戻り、データのバックアップをとりながらネットでニュースを見ていると・・・

キャノン、1800万画素CMOSセンサーを搭載した「EOS Kiss X4」を発表

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/02/09/025/?rt=na

また凄いカメラを出してきたなと思い、思うことを書きます。(???)

EOS Kiss。このシリーズはフィルム時代からエントリーモデルとしてそのラインナップを継承してきた。

今回は、その入門機で1800万画素。18000000画素ですよ。

価格、スペックなどはワンダフォーーー。

しかし、ここまで画素数が上がるとファイルのデータサイズも半端じゃない。

それなりにパワーのあるコンピューターを使わなければならないのではと思うです。

さらに!フルHD動画も撮影出来る。こちらはもっと大きなデータサイズのファイルとなる。

キャノン発表のデータでは1280×720(60p/50p):約330MB/分とある。

1分でこれだけのサイズ。10分撮影したら3.3GB。

凄~~~いっしゅ!!!データサイズはプロ並みですよぉ~~~!!!

そろそろ、ハイスペックなコンピューターに大容量の記憶装置を搭載した「デジイチユーザー」に向けたコンセプトパソコンを本格的に発売した方が賢明なのではないだろうか???

ユーザーがパソコンでの作業がストレスとなり、撮影する機会が減って、カメラ離れに繋がらないだろうか???

特にRAWで撮影したらPC内で現像をしなければならない。この作業にはハイスペックなコンピュータは必須となる。

先日見つけたこちらは、ショップオリジナルのコンセプトモデル。

デジタル一眼のカメラマンのための RAW現像カスタムパソコン PCアトランティスオリジナルPC

http://pc-atlantis.com/raw/index.html

得てして高性能なモノは値が張るしねぇ~。

カメラは高性能となり、値段も安くなってきた。マーケットが拡大した事も値下げの一因だろう。

ならばパソコンもと期待したいところだけど、こちらは事情が少し違うようですね。

以前からSONYが発売しているAシリーズのフォトエディション。

こちらはノートブックパソコンだが、18.4型液晶のワイド大画面タイプで最新モデルではOSはWIN7。

お値段は18~19万円。

最新のデジタル一眼レフ EOS Kiss X4のお値段は・・・

店頭予想価格はボディのみが9万円前後の見込み。「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」を同梱するレンズキットは10万円前後、レンズキットの内容に加えて「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS」をセットにしたダブルズームキットが13万円前後、新たに「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS」をセットにしたレンズキットは13万円前後の見込みだそうだ。

カメラもデジタル時代になり、日進月歩の技術革新により商品サイクルが短い。

パソコンはもともとそういう性質のモノ。

フィルム時代は現像にお金が掛かったが、デジタルはパソコンにお金が掛かる。

相対してあまり変わらないか、、、いやデジタルの方がお金が掛かるかもしれないなぁ~。。。

フィルム時代はいろいろな意味で安心感はあった。

目に見えないデータという形で画像を保存しているよりかは、ポジやネガという物理的に目に見えてる方がはるかに安心。

高額なカメラを買っても、すぐに新しいモデルが出てしまい古臭くなる事も無く安心して大枚をはたけた。

昨年の10月にEOS 7Dが発売されて、半年経たないうちにEOS Kiss X4。

同じ画素数。進化した液晶画面。値段の差から見てもとてもお得なEOS Kiss X4。

先月くらいに7Dを買った人はどう思うかな???

デジタルの素晴らしい利点もたくさんあるし、恩恵も受けているし、何よりもエキサイティングです。

だからこそ、こういうブログがあって、こんな事を書いているんだけれど。

そこで、一般ユーザーが楽しめる環境を業界としてもっと考えて取り組んでいって欲しいと切に願うんです。

カメラメーカーにとって最大のお客様は僕らプロではないはずです。

カメラの性能、機能は飛躍的に進歩し、多くの人が気軽に楽しめる環境です。時代です。

僕はこの状況がもっと進展して、次のもっと素晴らしいステップを見たいんですね。

入力から出力まで画像、映像表現の幅が広がり、お子様からお年寄りまで誰でも気軽に楽しめる。

デジタルならそれが大いに期待できると。

その為にもまずは、撮影後の環境を今よりももっともっと優しく柔軟に楽しいものへとして欲しいと思います。

世界中の多くの人たちがカメラを楽しんでいます。

これは地球規模のプロジェクトなんですよ。

カメラ業界にとっては過去に例のないほど大きなマーケットなんですからね。

そろそろ新機種開発の手を休めて、本気でそっちに取り組んで欲しい。

いや、きっとやっている。

それも僕らが想像もしないような素敵な何かを!

そんなことを思う、EOS Kiss X4発売のニュースでした。

ピース!

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Posted in Camera and ブログ and 日常 by Hideo Honda on 2月 9th, 2010 at 7:56 PM.

2 comments

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2 Replies

  1. 僕のような遊びでカメラ派は1000万画素もあれば十分ですもんね。

    以前使っていたfinepixF100は1280万画素で今のG11は1000万画素。でも奇麗だと思うのはG11。デジ一のD50は1580万画素。

    ちょっと写真とって保存するとすぐにHDの容量がいっぱいになっちゃう。趣味でもパソコンが追いつかない現状はやっぱりなんとかしてほしいですよねー

    実際PCで使うサイズは640x480。

    もっとカメラ内でサイズ変更が楽に出来るとかそういうカメラが欲しいと思いました。ちなみに廃れちゃったけど赤外線転送は好きでした。

  2. sho-1

    高画祖化=大容量化でしょ。
    コンパクトカメラでも1000万画素オーバーは普通になってるもんね。
    実際にPCで使うサイズは小さくて良い訳だけど、カメラの設定でもともと小さいサイズで撮影していて、スゲーいい写真が撮れたとしよう。
    それをプリントしたいと思ったときに、特に大きく引き伸ばす場合にはサイズ、解像度が不足してしまい綺麗にプリントすることが出来ない。
    なので撮影時のカメラ設定はある程度、そのあたりを見越して設定するのが一般的かと思うのです。
    割り切って、プリントは絶対にしない!という事で使っていてもさ、スゲーいい写真が撮れた時にはプリントしたくなったりする事もあるかもしれない。
    さぁ~どうしよう?これは問題だよね。
    HDの容量の問題はウェブサーバー上に保管するという手もあるし、写真の加工、編集もウェブ上で出来るアプリもあるでしょ。
    でもまだ一般的ではない。前提としてネットインフラがある程度、整っている環境が必要だよね。
    俺も最近の事情をもう一度調べてみよう。


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